運転者の性格も分かる?ナンバープレートの色や種類分けの意味

ナンバープレート 色・種類の意味

普段はあまり気にならないのですが、
信号待ちをしている時や、渋滞に巻き込まれた時などには、
自然と前の車のことを見てしまいます。

新しいタイプの車や、滅多にお目にかかれない高級外車などには、
思わず見入ってしまい、一度は乗ってみたいと感じます。

そんな時に、もう一つ気になるのがナンバープレートです。

特に、遠くの地名が付いた車を見ると、
「こんな所まで運転大変だったろうな」、
と思わず感じてしまいます。

ナンバープレート 色・種類の意味

また、ナンバーについても、
ゾロ目の数字や語呂合わせされたものなどを見ると、
車が好きな人なんだろうなと勝手に想像したりします。

そんな気になるナンバープレートについて、
今回は、色や種類などについてご紹介します。

ちょっとした豆知識があれば、
ナンバープレートを見る目も変わると思いますよ!

 



 

ナンバープレートの色や種類は?

それでは、ナンバープレートの色にはどんな意味があって、
どれくらいの種類があるのでしょうか。

 

配色はどうなってるの?

ナンバープレートの配色は、大きく2つに分類されます。
まず、基本的に個人の用に使う自家用自動車は「白地に緑文字」が、
事業用の車両の場合は、「緑地に白文字」が描かれています。

皆さんのご家庭の自動車は、基本的に「白地に緑文字」のタイプですよね。
でも、タクシーなどは「緑地に白文字」になっています。
改めてチェックしてみてくださいね。

家庭の自動車は基本的に「白地に緑文字」のタイプ

また、排気量が250㏄を超える普通自動二輪者と大型自動二輪車は、
自家用の場合は緑の枠が。事業用には白枠が付きます。

さらに、排気量が660㏄以下の軽自動車の場合、
自家用は「黄色地に黒文字」が、事業用には「黒字に黄色文字」を配色。

排気量が660㏄以下の軽自動車の場合

このように、色ごとに用途が分かれているんですね。
これからナンバープレートを見る目も変わりそう!

 

 

地名の右側の数字は?

次に気になるのが、地名の横に並んでいる数字です。
これにも意味があり、次のように分類されているんですよ。

ナンバプレート 地名の右側の数字の意味

・普通貨物自動車:上一桁が1
・普通乗合自動車:上一桁が2
・普通乗用自動車:上一桁が3
・小型貨物自動車:上一桁が4
・小型乗用・乗合自動車:上一桁が5
・小型貨物車:上一桁が6
・三輪乗用車:上一桁が7
(ただし、小型乗用・乗合自動車の登録が増えればこの番号が適用される)
・特種用途自動車:上一桁が8
・大型特殊自動車:上一桁が9
・大型特殊自動車のうち建設機械:上一桁が0

こんなにたくさんの種類に分かれてるんですね。

 

 

ナンバーの左の文字は?

ナンバープレートのナンバーの左隣には、
「あ」「い」「う」「え」「お」などのひらがなが表記されています。
これにも意味がありますのでご紹介しましょう。

 

・白地で緑文字(自家用):さ・す・せ・そ・た・ち・つ・て・と
な・に・ぬ・ね・の・は・ひ・ふ・ほ・ま・み・む・め・も・や・ゆ・ら・り・る・ろ

白地で緑文字(自家用):さ・す・せ・そ・た・ち・つ・て・と…

 

・白地で緑文字(レンタカー用):れ・わ

白地で緑文字(レンタカー用):れ・わ

 

・緑地で白文字/黄地で黒文字(事業用):あ・い・う・え・か・き・く・け・こ・を

緑地で白文字/黄地で黒文字(事業用):あ・い・う・え・か・き・く・け・こ・を 事業用の傾斜量は黒地に黄色文字

いかがですか。特に観光地に行かれた時はよくご覧になってください。
「れ」や「わ」のもの(レンタカー)が多いと思いますよ。

 

 

車両ナンバーはどう決まるの?

ナンバープレートには、上記のひらがなの右側に、
1~4桁のアラビア数字が表記されています。

番号は右揃えで、3桁以下の場合は「・」の記号で空白が埋められ、
4桁の時は、真ん中に「-」が入れられます。

車両ナンバーはどう決まるの?

「・・・1」から「99-99」までの番号があり、
基本的には順番に交付されます。

 

以上の様に、
ナンバープレートには決まり事があり、それにより多くの種類があるなんですが…
実は、その昔には、ナンバー装着義務さえなかったんですよ。

この機会に、少しナンバープレート歴史を振り返ってみましょう。

 

 

ナンバープレートの歴史と由来

今でこそ、車にナンバープレートが付いているのは常識になっていますが、
昔は、公道を走る場合でも、プレートを装着する義務はありませんでした。

日本に初めて自動車が現れたのは、明治時代に入ってからですが、
最初の頃は、所有者がごく一部の富裕層に限定されていたので、
厳密な管理をする必要がなかったのですね。

その後、徐々に車の台数が増えたことや、
今とは違って信号機や道路標識なども整備されなかったことが原因で、
交通事故が多発するようになります。

そこで、1907年(明治40年)に、ナンバープレートの装着が義務化され、
自動車の管理が行われるようになったのです。

しかし、当初は印刷ではなく、なんと「手書き」だったんです!

ナンバープレートの歴史と由来

昔はナンバープレートのない車が公道を走っていたなんて、
今では想像できないですし、手書きというのも驚きですよね。

 

 

ナンバープレートの変遷について

最初の頃は、4桁のアラビア数字で表記された簡易なものでした。
その頃は、自動車の数が少なかったので、それで事足りたんですね。

その後、台数が増えてくると管理ができなくなったため、
大正時代に入ると、4桁の数字の他に地名が付記されるようになります。

当初は、例えば、大阪府は「大」、京都府は「京」のように、
頭の一文字が表記されていましたが、
1960年代に入ると、急速に自動車の保有台数が増えたため、
それまでは都道府県ごとに1か所だけ設けられていた陸運事務所では
管理できなくなりました。

そこで、特に、車が多い所については支所が設置され、
支所で交付されるナンバープレートには、
その支所がある地名が表記されるようになって現在に至っています。

 

 

ご当地ナンバー制度の導入

このような変遷を経たナンバープレートですが、
2006年には、地域のまちおこしや観光の振興などを目的に、
「ご当地ナンバー制度」が導入されました。

制度の導入によって、運輸支局や登録事務所がない所でも、
地元からの要請があれば、その地域の名前が表記できるようになりました。
現時点では、全国で30種類のご当地ナンバーが登録されており、
従来のナンバープレートも合わせると、全部で117種類交付されています。

ご当地ナンバー制度の導入

ナンバープレートも時代の流れにより変化してきたのです。

そして更に、ある制度の導入により、
現在は、ナンバープレートから、ドライバー(車の所有者)の性格まで、
判断できる様に・・・。

 



 

ナンバープレートでドライバーの性格判断ができる!?

1999年5月に「希望番号制度」というスタイルが導入されました。

希望番号制度とは…

これは、ナンバー登録時に手数料を支払うことで、
自分の希望する番号を指定することができるものです。

1~9999までのアラビア数字部分(4桁以下)が自由に選択できます。

ナンバープレートでドライバーの性格判断ができる!?

手数料は、車両やプレート種類(光るナンバー)により異なり、
3900円~6800円程度かかります。

 

但し、自由と言っても、NGなものもあります!

0から始まる並びは選択不可、また末尾が「42」「49」も選択できません。
更に、事業用軽自動車(黒地に黄文字)、二輪車は、
希望番号制度の対象外となります。

また、・・・1、・・・7、・・・8、・・88、・333、・555、・777、・888
1111、2019、2020、3333、5555、7777、8888…
この様な並び数字は、人気の高いナンバーの為、抽選となります。
抽選対象のナンバーは各地域で多少異なります。

 

こうした条件の中、希望番号制度を利用して、
自分好みのナンバープレートをつける車の所有者さんは、
やはり、それなりの拘りがあり、性格も垣間見ることができますね。

 

 

希望番号制度で自己主張が浮き彫りに…

以前、水曜日のダウンタウンでも特集がありましたが、
矢沢永吉さんのコアなFANの方は…

矢沢永吉FANのナンバープレートは830

 

リスペクト方の名前をもじったナンバーを付ける人は結構います。

宮本武蔵「634」佐々木小次郎「526」のナンバー

 

・777とか7777や・123のナンバーですと、
ギャンブル好き?、目立ちたがり屋?、プライド高い?…印象を受けますが、

ぞろ目のナンバープレートは目立ちたがり屋?

 

こんな数字をみると…

「1122」で夫婦が仲良し、「2525」でニコニコ^^

「夫婦が仲良しのファミリー」、
「ユーモアがあって社交的」など、気持ちもなごみます^^

 

また、こちらはある意味、定番な感じ。

良く見る番号のプレート

 

そして、ボキャブラリーなのか、本職なのか…

番号の好みは人それぞれの主張

これは怖いです^^;

こんな番号は怖いです^^;

 

この様に希望番号制度が導入されたことで、
「ドライバーの性格判断ができる?」といのも、言えない話ではありませんよね。

 

 

以上、今回は、ナンバープレートの色や種類などについてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。

普段、何気なく見ているナンバープレートですが、
色や数字などにはそれぞれ意味があることがお分かりいただけたと思います。

また、希望番号制度を活用されているドライバーの方は、
それぞれの思いをそのナンバーに託されているはずです。
一度、周囲の自動車のナンバープレートを観察して、
「この車のオーナーはこんな性格かな?」などと、想像してみるのも面白いですね。

でも、あくまでも想像の世界ですからご注意を!