徳島の阿波踊り2021の日程は?観覧チケットの値段や種類は?

徳島 阿波踊り2021 日程&チケット情報

「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ」や、
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々」
など
日本人なら誰でも一度は聞いたことがある、これらのフレーズ。

これは、日本三大盆踊りに数えられ、
また江戸幕府の時代から約400年の歴史がある、阿波踊りの掛け声です。

この阿波踊り、現在では国内の多くの県や市町村で行われているのですが、
中でも最大規模のものは、なんといっても本場の阿波の国「徳島」で行われる、
「徳島阿波踊り」でしょう。

2021年の開催日程やチケット情報など、色々調べてみました。

今回はこの徳島の阿波踊りについて、
その概要や歴史、簡単な用語集や踊りの参加方法、
2021年の開催日程やチケット情報など、色々調べてみました。

これまで徳島以外で開催される阿波踊りに参加していたけど、
2021年は本場徳島で踊りたいな~と考えている方や、
今年の夏の旅行で毎年多くの人で賑わう徳島の阿波踊り見に行ってみたい、
参加したいと考えている方など、、
初めて行かれる方にも分りやすいようにまとめましたので、ぜひ読んでみてくださいね!



 

徳島の阿波踊りとは?

現在では全国で数多く開催されている阿波おどりですが、
日本最大規模を誇るのが、本場である徳島県の、徳島市で行われる阿波踊りです。

正式名称は「阿波おどり」。
徳島市で行われるものは「徳島市阿波おどり」と呼ばれるようです。

阿波おどりは、旧・阿波国を発祥とする盆踊りでありですが、
この旧・阿波国というのが現在の徳島県であり、それゆえ阿波おどりの本場=徳島、
となっている訳ですね。

阿波おどりは他県だけでなく、徳島県内だけでも、多数の市町村で開催されるのですが、
中でも約10万人ともいわれる踊り子や、130万人以上といわれる人出、
それを可能にする知名度において国内最大規模を誇るのが、徳島市阿波おどりです。

徳島市で行われるものは「徳島市阿波おどり」と呼ばれるようです。

普段は人口約26万人の徳島市に、この阿波おどりの時期は
日本国内のみならず海外からも合わせて約130万人もの人が集まるというのですから、
国内外で物凄い人気なのが伺えますよね。

徳島県の阿波おどりは、毎年8月9日に開催される「鳴門市阿波おどり」から始まり、
それを皮切りに徳島県各地で行われ、徐々に盛り上がって行きますが、
その賑わいが最高潮に達するのが、毎年8月12日から8月15日の四日間開催される
「徳島市阿波おどり」になります。

また、この前日である8月11日には「阿波おどり振興協会」と「徳島県阿波踊り協会」に
所属する有名な団体が合同で演舞を行う前夜祭があり、
こちらも有名団体の踊りがじっくり見られるとあり、人気となっています。

 

この歴史ある阿波おどりの起源は諸説あり

①1587年に蜂須賀家政によって徳島城が落成した時の祝賀行事として
城下の人々が踊ったのが始まりという「築城起源説」
②1578年に十河存保が勝瑞城で風流おどりを開催し、
それが阿波おどり原型になったという「風流おどり起源説」
③阿波踊りは旧暦7月に行われた盆踊りであるとする「盆踊り起源説」

この3つの説が有名だそうで、どれが正解なのかは分っていませんが、
はじまりとしては、徳島藩祖である蜂須賀家政が天正14年(586年)徳島入りし、
藍や塩などで富を蓄積したころから、盛んに踊られるようになったと言われています。

その後、藍商人が活躍したことで、年々阿波おどりも豪華になっていきました。
やがて阿波おどりは市民社会にも浸透していき、自由な民衆娯楽として定着・
花開くこととなっていったのです。

特に戦後は復興の象徴として発展したそうですよ。

特に戦後は復興の象徴として発展したそうですよ。

賑やかな阿波おどりを見物したり参加したりで楽しみながら、
起源や歴史などに想いを馳せてみると、
より踊りや空気に没頭できていいかもしれませんね。

 

 

徳島市阿波おどり2021の日程やチケットなど基本情報

・名称:阿波おどり
・開催日程:前夜祭8月11日、本番8月12日(木)~15日(日)までの4日間
・開催時間帯:午後6時~午後10時30分
・演舞場
※現在の日程は予想になります。

 

【無料演舞場】
両国本町演舞場、新町橋演舞場、の計2ヶ所
詳細は→公式サイト無料演舞場

 

【有料演舞場】
市役所前演舞場、藍場浜演舞場、紺屋町演舞場、南内町演舞場、の計4ヶ所
詳細は→有料演舞場詳細

 

【選抜阿波おどり大会】
あわぎんホール

【前夜祭】
アスティとくしま

・チケット情報 ※以前の情報を元にしています。

【有料演舞場観覧チケット】
S席(定席):前売り2,000円、当日2,200円
A席(指定席)前売り1,800円、当日2,000円
B席(指定席)前売り1,600円、当日1,800円
C席(自由席)前売り800円、当日1,000円
※それぞれ、各公演1回の観覧料となります。

 

【選抜阿波おどり大会観覧チケット】
特別指定席:前売り2,600円、当日2,800円
指定席:前売り2,200円、当日2,400円
自由席:前売り1,600円、当日1,800円

 

【前夜祭】
指定席 S席:前売り3,800円
指定席 A席:前売り3,200円
自由席:前売り2,000円

 

【チケット購入方法】
前売券は7月1日AM10:00チケットぴあ・ローソンチケット・
イープラスで、インターネット・店頭・電話で購入申込みができます。
当日券は8月11日~8月15日10:00~21:30、
コンビニ各店やチケットぴあ店頭、阿波おどり総合案内所などで購入できます。

※別途、発券手数料が掛かります(詳細は公式サイトにて)
※チケットの詳細情報は後日、公式サイトにて2021年版が更新されますので、
購入の際はそちらをご確認ください。

チケット詳細(公式サイトより)
公式サイト徳島市阿波おどり



 

徳島市阿波おどりの会場について

徳島市阿波おどりの、踊りが観覧できる会場は多数あり、
イン会場は市の中心部の公園や通りなどに設けられた有料または
無料演舞場・おどり広場・おどりロード・まちかど広場、となっています。

有料演舞場は指定席と自由席からなる有料の観覧席で楽しむ会場で、
第一部が午後6時~午後8時、第二部が午後8時半~午後10時半の
前後半二部方式。

指定席を取れば、ゆったり観覧することができますよ。

無料演舞場は午後6時から午後10時半までの開演で、
観覧席は3段の自由席です。阿波おどりを間近に見物できるのが魅力です。

おどり広場は、観光客や見物客が踊りの輪に加わり、
踊り子から踊りの手ほどきを受けたりして、阿波おどりの雰囲気を満喫できる会場です。

おどり広場は踊り子から踊りの手ほどきを受けたりして、阿波おどりの雰囲気を満喫できる会場です。

おどりロードは演舞場と演舞場を結ぶストリートで、
踊り子たちが踊りを繰り返しながら移動していきます。

まちかど広場は、町内会や商店街などが運営する様々な阿波おどり会場で、
見物客と踊ったり、名人の踊りの披露など、各会場で違った趣向の楽しみ方ができます。

以上のメイン会場の他、選抜された有名連の洗練された阿波おどりを楽しめるステージ、
選抜阿波おどり、というのもあります。こちらは観覧有料です。

これらは、どの会場もそれぞれ別の楽しみ方があるので、
美しい演舞を見たいなら演舞場、自分も踊って一体感を味わいたいならおどり広場
などなど、好みにあった会場を選んだり、行く予定を組合わせたりして楽しんでみてください。

 

 

観光客など連に未加入の人が踊りに参加するには?

徳島市阿波おどりは観覧するのも勿論楽しいですが、
「踊らな損々」ということで、やっぱり行ったからには踊りに参加したいですよね!

観光客など、地元の阿波おどり連に入っていない人が阿波おどりで踊るには、
会場の説明の項で先に書いた。

おどり広場で手ほどきを受けたりして雰囲気を楽しむという方法もあるのですが、
通りに出て、もっとしっかり踊りの列に参加できる方法もあるんですよ。

それは、「にわか連」という連に参加すること。

誰でも自由に無料で参加できる連で、阿波おどり開催中の12日~15日の四日間に、
毎日二回ある指定された時間と場所に集合するだけで、参加できます。
事前の申し込みは必要ありませんし、服装も自由。

観光客など連に未加入の人が踊りに参加するには?

「振付を知らないし…」とう方も、有名連の踊り子のレッスンやリハーサルがあるので、
安心して体験することができますよ。

集合時間は8月12日から15日の4日間毎日18時30分と20時30分の2回。
集合場所は

①徳島市役所市民広場(徳島市幸町2丁目)、
②元町おどり広場(徳島市元町2丁目)の二か所。

また、にわか連では、毎日先着250人にオリジナルの法被を貸し出してくれるので、
法被を着て阿波おどりに溶け込みたい、より一体感を満喫したい、という方にも、
とってもおすすめです。

ぜひ、踊りを見るだけではなく、参加して、阿波おどりを体験してみてください。

にわか連詳細

 

 

阿波おどりを満喫するために覚えておきたい用語集

阿波おどりには、基本的な用語があります。
いくつか覚えておくことで、阿波おどりをしっかり満喫することができますよ!

 

1.連

阿波おどりを踊る団体やグループのことです。伝統ある有名連や企業連、
学生連など多種多様な連があります。

 

2.ぞめき

阿波おどり特有の二拍子のリズムで、本来は「騒がしい」という意味だったこともあり、
派手に浮かれて賑やかに踊ることを示します。

 

3.よしこの

阿波おどりで唄われる唄のことです。
「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ」とか「同じ阿呆なら踊らな損々」
とかがそうです。

多く使われるのは「ヤットサーヤットサー」という掛け声で、
また企業連などでは商品名や会社名が入った独自のよしこのがあるみたいです。
そういったオリジナルなよしこのを色々聞くのも、阿波おどりの楽しみのひとつだと思います。

 

4.鳥追い笠(とりおいがさ)

女性の踊り子が被っている、「阿波おどりといえばアレ!」と思い浮かぶあの笠のことを、
鳥追い笠といいます。

この笠を目深に被り少し顔を隠すことで、うなじが協調されて優雅で妖艶になるそうですよ。

 

5.鳴り物

阿波おどりの伴奏をつとめる様々な楽器。
三味線、大太鼓、絞太鼓、鉦、笛、鼓などがあります。

 

 

以上、徳島市阿波おどりについて、概要や簡単な用語集、
日程、演舞場などのチケット情報などのご紹介でした。

観光客でも踊りに参加できる方法も書きましたので、
阿波おどり見に行きたいな~という、本場で踊ってみたいと考えていた方も、
ぜひこれを参考に、阿波おどりの踊り子たちの列に加わって、
熱気と一体感を味わってみて頂きたいなと思います。

また、徳島市阿波おどりは開催期間が4日間ありますから、
見るだけとか踊るだけとか偏らずに、1日は観覧チケットを買ってじっくり
有名連の踊りを見て、別の日はにわか連で踊りに参加、
また別の日はまちかど広場で様々な会場を楽しむ…など、

お好みでプランを詰め込んで、阿波おどりを満喫するのもおススメですよ。

そんな徳島市阿波おどり満喫プランを立てるための参考に、
この記事がお役にたてれば嬉しいです。