中学生が夏休みに作る「創意工夫作品」その作成ステップ

夏休み 創意工夫 中学生

もうすぐ夏休みを迎えようとしています。

子どもたちにとっては待ち遠しい夏休みなのですが、
実際に遊んでばかりはいられませんよね。

特に、中学生ともなれば学習内容はより多く難しくなり、
夏休みの宿題を片付けるのもひと苦労なのではないでしょうか?

そして、宿題は勉強だけではなかったりもするのです。
「創意工夫作品」という課題が出ていることも多いんです。

作品のテーマは特になく、自分の創意工夫を凝らして
一つの作品を作り上げる
というものです。

宿題は勉強だけではなかったりもするのです。「創意工夫作品」という課題が出ていることも多いんです。

「勉強だけでもいっぱいいっぱいなのにー!」
というのが中学生の本音かと思います。

「テーマが自由」というのも案外くせ者で、
「どんなものを作るのか」という段階から自分で考えなければなりません。

勉強だけでも手いっぱいの状況なので、
「せめてもうちょっとマニュアルというか、指針みたいなものがあればなあ」
と思ったりもするでしょう。

ここでは、そのヒントになりそうな情報を、
少しでも提供していければと考えています。

 



 

創意工夫作品を作るステップ

宿題に悩む中学生たちのために、「こんな作品はどうですか?」と提案して、
作り方まで紹介していきたいのは山々です。

しかし、「創意工夫」というからには、
自分で考えた作品を作らなければなりません!
ここばかりは、代わってあげることができないのです。

できることがあるとすれば、
「どんなふうに作品のアイディアを生み出すか」というヒントを
紹介することくらいです。

「どんなふうに作品のアイディアを生み出すか」というヒント

そこで、作品のアイディアをひらめきやすくするためのステップを、
順を追ってお伝えしていきます。

 

生活の中のヒントを見つける

皆さんが毎日暮らしていく中で、「これがちょっと不便だなあ」
と感じることはありませんか?
よく考えてみると、何かしら見つかると思います。

実は、高い評価を受けた創意工夫作品の多くは、
こういった生活の中の困りごとからヒントを得て作られているのです。

自分の困りごとでもいいですし、
家族や親しい人が困っていそうなことでもいいんです。
そういうものをいくつか見つけ出してみると、
作品づくりのヒントになるかもしれませんよ。

これは、できるだけたくさん見つけてみると良いでしょう。
その方が中学生でも解決可能なものを見つけられる確率が高まります。

 

 

どういう風になればいいと思うか

困りごとがいくつか見つかったなら、
次のステップは「それがどうなったらいいか」を考えることです。

たとえば、中学生の創意工夫展で入賞した作品を例に挙げると、

彼は「本棚の使い勝手が良くない」と感じていたようです。

困りごとがいくつか見つかったなら、次のステップは「それがどうなったらいいか」を考えることです。

置く本の数が少ないと、どうしても倒れてしまうことを
不便に感じていたのでした。

そこで、「少ない本でも倒さずに置けるような本棚を作れないか」と考えたようです。

見つかった困りごとに対して、それぞれどうなったらいいかを見つけていきましょう。
そこまで考えることができたら、だんだんと具体的なステップに入っていきましょう。

 

 

どんな方法で解決可能か?

次のステップは、具体的な解決策を考えていきます。
「どんな方法なら困りごとを改善できるのか」ということです。

先ほどの例の続きで言うと、彼が考えた解決策は、
「本棚の底面を好きな位置で回転させられるようにして、
ブックエンド代わりにする」
というものでした。

困りごとを改善するための手段を考えていきます。
出典:生徒発明創意くふう展 ブックエンドが回る本棚

底面を、細い板を何枚も並べた状態にして、
任意の位置で回転させブックエンドにすることで解決したのです。

このように、困りごとを改善するための手段を考えていきます。

そして最終的には、その作品を作るために「どんな材料が必要か」
「どんな手順を踏むか」までを決めて、そこから作品づくりに入っていきます。

最初にいくつか困りごとを見つけたと思いますが、
その中のすべてがここまでたどり着かなくても大丈夫。

今の自分に解決可能な困りごとで、作品づくりに取り組んでみましょう。

 

 

 

夏休み中学生の創意工夫まとめ

いかがだったでしょうか?
今回の記事で、少しでも創意工夫作品を作ることに対する身構えが
和らいだなら嬉しいことです。

中学生ともなると勉強の宿題も多いですから、
「創意工夫作品はパパッと作ってしまいたという焦りなども出てくるかもしれません。
しかし、パパッと終わらせるためには、事前準備がある程度必要になります。

今回紹介した、

・困りごとを見つける
・どうなったらいいかを考える
・具体的な解決策を考える

この3つのステップを踏んで、さらに作り方の手順まで計画を立てると、
結構スムーズに進められますよ。

ぜひ計画的に作品づくりを進めてみてくださいね。

2 件のコメント

  • 私は日常生活の中で困ったことがあるとすぐにその問題をほったらかしにしてしまいますが、しっかりとk問題解決へのヒントを見つけ、それの順序を決め解決していく方法、とても素晴らしいと思います。私も何かそのようなことがあったら筆者さんのような考えをもっていこうと思いました!

  • 夏休みの自由研究、我が家でも毎年頭を悩ませている大課題でタイムリーな記事でした。日常で困ったこと、こうだったらいいなと思うことは見つけてもそれをどうしたら便利になるのか、さらに具体的に何をどうしたら…というところまではなかなか考えが及ばないんですよね。この記事を参考に子供たちにも自分で考える力を養ってもらいたいと思いました。

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